銀行の窓口業務っていったい何?「激務」「辛い」って聞くけど本当なの?

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「銀行の窓口スタッフって楽そうだな」

「銀行はすぐに締まるから、業務内容も簡単なんだろうな」

このように考えている人はたくさんいるでしょう。

ただ、銀行の窓口業務というのは、一般の人が思っているよりも過酷で、人によっては「辛い」と感じることも多いのです。

この記事では、なぜ銀行の窓口業務が過酷だと言われるのか、そもそも窓口のスタッフはどんな仕事をしているのかということについて、詳しく解説していきます。

目次

銀行の窓口業務には種類がある

銀行の窓口業務には、いくつかの種類があります。

では、それぞれの業務内容について詳しく見ていきましょう。

ハイカウンター

ハイカウンターという業務では、

・入出金(定期預金以外)
・両替
・振込
・各種料金の支払い対応
・名義変更や紛失への対応

などを行います。

これだけを見ると、

「めちゃくちゃ簡単そうじゃん」

と思ってしまいますよね。

ただ、どの業務も取り扱い手順がかなり複雑ですし、各種料金の支払い対応についても種類や期限が存在しているため、経験を積んだ人でないとこなすことが難しいのです。

ローカウンター

ローカウンターという業務では、口座の開設や解約への対応に加えて、投資信託や保険などの販売業務を行います。

これらの業務には非常に時間がかかり、お客さんにも丁寧な説明が必要になります。

また、保険や投資信託などの商品を販売するためには、お客さんに納得してもらう必要がありますので、内容を熟知したうえで営業スキルを磨いていかなければならないのです。

後方支援業務

後方支援業務を担当するスタッフは、基本的にカウンターには立ちません。

ハイカウンターやローカウンターのサポート役に徹し、電話対応などを中心に行うのです。

「サポートをするだけなら簡単そう」

と感じる人がいるかもしれませんが、全体を見渡す力が必要になりますし、全ての業務に対する知識が必要になりますので、様々な経験やスキルを積んだ人でないと対応することが難しいのです。

銀行の窓口業務が辛いと言われる理由って何?

銀行で働いている知り合いに、

「窓口業務って辛い?」

と質問をすると、ほとんどの人が「辛い」と答えると思います。

では、なぜ辛いと感じる人が多いのでしょうか。

代表的な理由をいくつか紹介していきます。

とにかく忙しい

銀行の窓口業務というのは、とにかく忙しいです。

営業時間中はせわしなくお客さんが訪れますし、それぞれの業務でやることがたくさんあります。

窓口は早くにしまってしまうことが多いため、一見簡単そうに見えますが、窓口が閉まった後にやるべきことなどもたくさんありますので、過酷と感じる人が多いのです。

勘定が合わないと帰れない

窓口が閉まると、その日の入出金を細かくチェックしていきます。

仮に1円でも勘定が合わなかった場合、計算が合うまで帰宅することができません。

これは噂として広まっていることですが、紛れもない事実です。

飲食店などで働いている場合は、会計が合わなくても上層部が何とかしてくれることがありますが、お金を取り扱う銀行では「適当に計算を合わせる」というのはご法度なのです。

危険と隣り合わせ

頻繁に発生するわけではありませんが、銀行はお金を扱う機関ですので、強盗が押し入る可能性も0とは言い切れません。

銀行側も様々な対策やロールプレイングなどを行って、強盗対策をしていますが、それでも実際に凶器を持った強盗が押しかけてくれば、恐怖を感じます。

このような恐怖と常に戦いながら働かなければならないため、過酷さと同時に不安を感じている人も多くいるのです。

モニターがいつ来るか常にビクビクしている

飲食店などでは、お店の対応や品物の質を見るために、調査員がお客さんに成りすまして来店することがあります。

これは銀行も同じで、外部から抜き打ちで調査員が送り込まれることがあります。

この調査では、

・態度
・身だしなみ
・礼儀

など、様々なことを評価され、その結果は廊下などに張り出されます。

このようなことから、窓口スタッフはモニター調査員がいつ来るのかを常に岸煮ながら、丁寧に対応し続けなければならず、「辛い」と感じる人が多くいるのです。

ロビー担当との連携が難しい

窓口業務は、お客さんへの対応苦戦することもありますが、行員同士の連携で苦労することもあるのです。

窓口スタッフは、ロビーでお客さんの案内をしているスタッフと密に連携を取って業務を進めていくのですが、意思疎通がしっかりとできていない場合は業務をスムーズに進められなくなってしまいます。

また、ロビー担当というのは銀行の業務を熟知した社員ではなく、パートさんが行うことも多いため、

「お急ぎだったので」

というような身勝手な理由で誘導してしまうこともあるのです。

ナンパされることも多々ある

窓口スタッフとして働いていると、ナンパをされることも良くあります。

ナンパをされるということは、それだけ女性としての魅力があるということですので、女性としては名誉なことですよね。

ただ、今紹介したような窓口業務というのはかなり過酷で、ナンパに付き合っている暇は微塵もありません。

中にはナンパ目的で窓口を訪れる人も多く、自分がやるべき仕事を妨害されてしまうこともあるのです。

まとめ

銀行の窓口スタッフは、かなり短時間で正確に仕事をこなさなければなりません。

窓口は15時で締まるため、

「楽そうだな」

と考えている人も多いですが、蓋を開けてみるとかなり過酷な業務内容が待っているのです。

この記事を見ている人の中で、

「簡単そうだから」

という理由で銀行への就職を考えているのであれば、この記事で解説したことをもう一度整理して、冷静に考え直してみることをおすすめします。

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